「KINTO」や「Clickmobi」など、最近はディーラー公式のカーリースが増えてきています。
そこで各ディーラーが苦労しているのが、サービスの差別化です。
ただディーラーがカーリースをはじめた、といだけでは選ばれなくなってきたのが令和のカーライフです。
そんな中、Hondaが新しいカーリースをはじめました。

Hondaマンスリーオーナーという、1カ月~11カ月の短期間でHondaのクルマをカーリースできるというサービスです。
短期カーリースはSNSを見ていると需要があるようで、3カ月間カーリースしたいとか、1年だけで安く使いたいという声が聞こえてきました。
そうなると、1つ疑問が生まれます。
短期間必要なのであれば、レンタカーでもいいはずです。
この記事では、そんなHondaマンスリーオーナーのメリット・デメリットを解説していきます。
この記事の目次
Hondaマンスリーオーナーとは
Hondaマンスリーオーナーは、Hondaが公式で運営しているカーリースです。
現在はU-Select 城北店のみの実験サービスですが、Honda車に1カ月~11カ月という短期間カーリースできるということで注目されています。
月々29,800円のコースなら人気のN-BOXに乗ることができますし、59,800円のコースならヴェゼルに乗ることができます。
Hondaマンスリーオーナーのメリット

- 短期間車が必要な時に便利
- 通常のナンバーで利用できる
- 短期間でも割高にならない
- レンタカーより安い
例えば、期間限定でおこさんの習い事の送り迎えが必要。
単身赴任で短期間プライベートの車が必要。
こんな時に、マンスリーで契約できるのは便利ですよね。
また、レンタカーですと「わナンバー」になってしまうので「あっ、あの人レンタカーなんだ」と分かってしまうというデメリットがあります。
いっぽう、カーリースなら通常ナンバーで購入した車と変わらない見た目なので周りの目を気にせず利用することができます。
価格もレンタカーであれば、コンパクトカーで月額5万円程度しますが、カーリースなら3万円程度で納めることができます。
仮に、1年間カーリースをした場合、ほかのサービスでは期間が短い分割高になりますが、Hondaマンスリーオーナーなら長期契約と変わらない割引率で利用できるのもポイントが高いです。
Hondaマンスリーオーナーのデメリット
- 店舗数が少ない
- 利用制限が多い
- レンタカーより手間が多い
まず、現在は実験中ということもあって対応店舗が1つしかありません。
一応サイトを確認するとほとんど利用されているようなので、好調のように見えますが・・・。

また、利用制限が多いのも気になります。
走行距離制限

1か月単位でのオーバーはOKです。
例えば、半年の契約なら返却までに6,000kmを超えなければ違約金の対象にはなりません。
返却時の精算内容

NOCと書いてありますが、要は返却時に傷・凹み・汚れがあった場合料金を請求しますよという内容です。
レンタカーより手間が多い
どちらかといえばレンタカーに近いサービスなのですが、レンタカーならお店に行って1時間もかからず手続きすることができますよね。
しかし、Hondaマンスリーオーナーですと申し込み~納車まで手間も時間もかかってしまいます。

まとめ
Hondaマンスリーオーナーのメリット・デメリットを解説しました。
カーサブ!的には「レンタカーと一緒では?」という認識です。
借りるまでに手間がかかる分、レンタカーよりは安いのは嬉しいポイントですね。
とはいえ、近くにカーシェアリングがない、「わナンバー」で長期間置いておくのは周りの目が気になるというような、かなりニッチな需要向けなのでそこまで広まるのかな?という疑問が残ります。
むしろ、求められているのは中古車でもいいので月々1万円~1万5千円くらいの価格帯で1か月単位で借りられるカーリースだと思うので、ちょっとズレている印象。