カーリースってどうなの?メリット・デメリットをプロが徹底解説

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月々定額でお得に自動車に乗れるカーリース。

頭金0円、税金・メンテナンス費用・車検代もコミコミで1万円台から乗れるということもあり、検討する人が急増しています。

経済産業省の「特定サービス産業動態統計速報(2020年2月)」でも、個人のレンタカーやカーシェアリングでは都度申し込みをしなければいけない面倒さから利用が減少。一方、自由に使うことのできるカーリースを選択する人が増加しています。

カーリースに変えてから、車検や税金の心配がなくなりカーライフが快適になったという人が多い一方で、思わぬ形で損をしてしまったという人も出てきています。

損をしてしまう人の多くが、月々定額になりますという営業マンの誘いにのってしまい、メリット・デメリットをしっかりと理解せずに契約してしまったパターンがほとんどです。

カーリースを利用するなら、カーライフを快適に、お得にするために事前にメリット・デメリットを知っておくことで99%トラブルを回避することができます。

この記事では、カーリースのメリット・デメリットを中心に解説しながら、あなたが損をしないために知っておいてほしいことをまとめます。

カーリースとは?10秒で解説

カーリースとは、1年~11年の分割払いで好きな自動車に乗ることができるサービスです。

比較カーリースの場合ローンの場合レンタカーカーシェアリング
車両代分割分割利用する分だけ利用する分だけ
頭金0円必要
税金月々コミコミ自分で納付
車検月々コミコミ自分で負担
メンテナンスまるっとお任せ自分で管理
ガソリン代実費実費実費利用料に含む
維持費最大11年間定額毎年変わる
ナンバー普通ナンバー普通ナンバー「わ」ナンバー「わ」ナンバー
所有権契約期間中はリース会社
(終了後買取orもらえる)
自分レンタカー会社カーシェア会社
利用制限走行距離制限あり
(解除可能)
なし時間制要予約、時間制

このように、本来自分でやらなければいけない自動車の維持・管理の手間を無くし、月々定額を支払うだけでいい便利なサービスのことをカーリースといいます。

サービスによっては、ガソリン割引や契約終了後に車がもらえる・商品券がもらえる・傷や凹みの補償サービスなど、ローンで購入するよりもお得に利用できるものがあります。

メンテナンス・リース契約の場合には、契約内容により、リース会社が点検整備・一般修理・車検整備・代車提供などを負担するこちになるので、極端な場合には、ユーザーはリース料以外には、運転者を用意しガソリン代のみを負担すればよいよいうことになり、点検整備義務は当事者間においてリース会社に転嫁される。

自動車の長期レンタル契約の考察

カーリースのメリット

日本自動車リース協会連合会によると、新車で購入した人の10人に1人はカーリースを選択しています。(新車販売に占めるリース車比率

それだけ、カーリースが選ばれるようになってきたのにはいくつかの大きなメリットがあるからです。

自動車リースについては、一般的には、「資金面でのメリット」、「財務面でのメリット」、「税務面でのメリット」、「車両管理面でのメリット」、「事故処理面でのメリット」などがあげられます。

自動車リースを採用するに際してのメリットはなんですか。

初期費用が不要

カーリースはネットから申し込みができ、契約書も郵送で送られてくるので自宅でかんたんに手続きができるのもメリットです。

ローンで購入する場合は何度もディーラーに行くためのガソリン代などの交通費もかかりますよね。

他にも、ローンの場合は頭金や法定費用・登録手数料など支払うものが多いので「思ったより高くついた」と思ってしまうことがあります。

一方、カーリースでお財布からお金を出すのは車庫証明書を準備するときだけ。

ローンの場合支払わないければいけない初期費用も、月々の支払い額に含まれているので、貯金やまとまったお金が無くてもかんたんに新車を手に入れることができます。

好きな新車に乗ることができる

カーリースは国産車・外車問わず好きな新車から選んで乗ることができます。

もちろん、軽自動車のほうが月々が安く、外車は10万円を超えることもあります。

もし、レンタカーやカーシェアリングなら予約ができなければ好きな車種に乗ることはできませんし、トヨタレンタカーならトヨタにしか乗ることができませんよね。

好きな自動車を自分のものとして、好きなタイミングで乗ることができるのはやはり大きなメリットになります。

月々の支払いが定額になる

ローンの場合、毎年の納税月や車検の時期にはまとまったお金が必要になります。

軽自動車検査協会2018年調査によると、最近の自動車は耐久性が上がり、平均使用年数が14.73年まで伸びているという発表がありました。

そうなると、長く乗る分メンテナンスをする回数も増えますし、長く乗れば乗るほど年々車検代や税金は上がっていきます。

いっぽう、カーリースは契約期間中の支払い額は常に一定というメリットがあります。

リース事業協会が行ったアンケートでも、「毎月の支払額が同じ金額なので分かりやすい」と答えた人が67.2%もいたことから、カーリースの一番のメリットだと言えますね。

メンテナンスをお任せできる

ローンの場合、メンテナンスや車検はすべて自分で管理しなければいけません。

いっぽう、カーリースの場合はメンテナンスは2つのパターンに分かれます。

どちらもカーリース会社から案内が来ますので、自分で時期を管理する必要はありません。

安全に乗るための手順や方法はすべてカーリース会社にお任せすることができます。

カーリースのメンテナンスパターン

  1. カーリース会社からの案内通りに、指定工場へメンテナンスを受けに行く
  2. カーリース会社から案内がきたら、好きな工場でメンテナンスを受ける

カーリース会社からの案内通りに、指定工場へメンテナンスを受けに行く

オイル交換やタイヤ交換、車検の時期になるとカーリース会社からはがきやメールが届きます。

その案内通りに、指定のメンテナンス工場に自動車を預けるだけでOKです。

指定工場以外では受けられない。変更には書類送付など手続きが必要。

カーリース会社から案内がきたら、好きな工場でメンテナンスを受ける

オイル交換やタイヤ交換、車検の時期になるとカーリース会社からはがきやメールが届きます。

期限内に、カーコンビニ俱楽部やオートバックスなど、対応しているメンテナンス工場でメンテナンスを受けます。

メンテナンス費用を肩代わりしないといけない。肩代わりした分は申請した翌月振り込まれる。

メンテナンス方法の見分け方

カーリースを申し込むとき、メンテナンスの案内が書いてあるはずです。

「預けるだけ!」と書いてあれば、指定工場。それ以外なら、好きな工場でメンテナンスを受けることができます。

担当者が変わって、態度が悪くなったなどメンテナンス工場を指定されてしまうと逃げ場が無くなってしまいます。

いっぽう、好きなところで受けられるのであれば嫌な思いをしたら別の店舗に変更するだけなので手間もありません。

ちなみに、時期になると車検チケットやオイル交換チケットが送られてくる代金を肩代わりする必要のないカーリースもあります。

納税通知書が来ない

自動車を使っていて一番いまいましい思いをする瞬間って、毎年5月に届く自動車税の納税通知書が届いたときですよね!

支払いは逃げられませんし、いくら支払うのか届くまでいまいちわからないのがすごく嫌です。

ですがカーリースにすると、納税はカーリース会社が変わりにやってくれますので、契約期間中は納税通知書が届きません。

支払いも月々の利用料にコミコミになっていますので、納税の時期にプラスで支払う必要もありません。

カーリースのデメリット

カーリースを契約する場合のデメリットについては、リース事業協会が行ったアンケートでもいくつか事前に知っておかなければいけない内容がありました。

途中で解約ができない

カーリースは1年~11年の長期契約になりますが、基本的に途中で解約することができません。

リース事業協会が行ったアンケートでも、55.9%の人がこのデメリットに反応しています。

万が一途中で解約したい場合は、2つのパターンがあります。

途中解約の2つのパターン

  1. 残りの期間支払うはずだった料金を支払って終了
  2. 既定の解約金を支払って終了

残りの期間支払うはずだった料金を支払って終了

7年で契約した場合、もし5年目に解約したい!と思ったら残り2年分の支払うはずだった利用料を支払う必要があります。

月々3万円の場合:3万円×24カ月分=72万円

既定の解約金を支払って終了

一部ですが、途中解約ができるカーリースもあります。

  • 6カ月目での解約は〇万円、10カ月目の解約は〇万円と決まっているのが「KINTO
  • 自動車本体の価値が下がっていないければ手数料のみで解約できるのが「リースナブル

ローンに比べて割高に感じる

カーリースはローンに比べて割高に感じる人が多いようです。

実際、年間維持費をローンとカーリースで比較すると若干カーリースの方が高くなるというデメリットがあります。

ローンの場合、車両本体にしか金利はつきませんが、カーリースの場合は月々の利用料に金利がかかります。

その代わりに、納税の手続きやメンテナンスの維持・管理をお任せできるので、高い分は手数料と考えるといいかもしれません。

でも、何度もディーラーに通って面倒な値引き交渉をして、ローンを組む手続きをして、乗り出してからも維持・管理をする・・・。

いっぽう、カーリースはネットで申し込みができます。
手続きは家で出来ますし、維持・管理もお任せできるので、自動車にかける手間はほぼ0です。

いま、カーリースが選ばれているのはそんな手間を無くしたいと思う人が多いからだと感じます。

契約終了後も自動車が自分のものにならない

カーリースは1年~11年の契約で、返却をする代わりにカーリース専用の値引きがされています。

契約終了後、買取をする場合はその値引き分を支払うことで自分のものにすることができます。

解決策 一部のカーリースですが、契約終了後はそのまま自動車をもらうことができるサービスも増えてきています。

契約終了後車がもらえるカーリース

契約終了時に精算金が発生するかもしれない

カーリースは、契約終了時に精算金が発生する可能性があるというデメリットがあります。

請求される可能性がある項目は3つ。

契約終了時に精算金がる項目

大きな傷・凹みを作ってしまった

走行中に小石があたったり、ちょっとした傷や凹みであれば「通常の仕様の範囲内」として請求されることはありません。

ですが、壁や柱にぶつけてしまったことによる大きな傷・凹みは、事前にカーリース会社に申告をして修理をする必要があります。

もし、放置して返却した場合は、修理費用を別途請求されてしまいますので注意が必要です。

走行距離制限をオーバーしてしまった

カーリースには会社ごとに走行距離制限を設けています。

月間500km~2000kmと幅広いので、事前にしっかりチェックしておきたいです。

もし月間1,000kmの走行距離制限で、5年間契約した場合は、契約終了時までに60,000kmを超えていなければ違約金を請求されることはありません。

改造・カスタマイズをしてそのままにした

カーリースした自動車を、ホイールの履き替えやカーナビを追加したり、追加でライトをつける場合は元の状態(原状回復)をして返却をしなければいけないというデメリットがあります。

もし、元に戻さずに返却してしまった場合は、取り外しや履き替えの工賃を請求されてしまいますので、注意が必要です。

カーリース会社が請求してくる理由

カーリースは返却を前提にしているサービスなので、契約した時と同じ状態で返却する必要があります。

その理由は、カーリース会社は、あなたから毎月の利用料をもらうことで儲けていますが、返却された車を転売することでも利益を出しています。

もともと転売をするつもりで大幅な値引きをしているという事情もあるので、メーカーオプション以外のカスタマイズは査定金額が下がる原因になるので厳しいというわけです。

解決策 原状回復費用を回避できるカーリースもある

ポイントは、返却する場合は原状回復が必要ということです。

返却せず、買い取るか「もらえる」カーリースに申し込むことで、カスタマイズも改造も自由にできる車を手に入れることができます。

もしくは、定額カルモくんを選ぶことで、最大18万円の原状回復費用補償がついてくるので、返却の際に余計な費用を請求されない対策にもなります。

契約終了後車がもらえるカーリース

カーリースが向いている人

カーリースのメリット・デメリットを解説したところで、実際どんな人がカーリースに向いているのか解説します

カーリースが向いている人

  • 車は趣味じゃなくて必要品だ
  • 車に何十万もかけたくない
  • 税金の支払い通知が嫌い
  • タイヤの安全チェックの仕方がわからない
  • かんたんに安全に車に乗りたい

カーリースは車のことがよくわからないという人ほど向いています。

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まとめ

カーリースのメリット・デメリットを解説しながら、損をしないためにどんな方法があるのかを紹介しました。

自動車の維持・管理がかんたんになり、月々が定額になるメリットこそが今選ばれている理由です。

逆に、デメリットは回避できるものもありますので、損をしないよう対策することができます。

いまや、新車購入の10人に1人はカーリースを選択しています。

あなたも、この機会にカーリースにしてみませんか?

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